IMPORTANT〜(重要約款)
PROCEDURE IN THE EVENT OF LOSS OR DAMAGE FOR WHICH UNDERWRITERS MAY BE LIABLE :
LIABILITY OF CARRIERS、 BAILEES OR OTHER THIRD PARTIES
It is the duty of the Assured and their Agents、 in all cases、 to take such measures as may be reasonable for the purpose of averting or minimising a loss and to ensure that all rights against Carriers、 Bailees or other third parties are properly preserved and exercised. In particular、 the Assured or their Agents are required:
1. To claim immediately on the Carriers、 Port Authorities or other Bailees for any missing packages.
2. In no circumstances、 except under written protest、 to give clean receipts where goods are in doubtful condition.
3. When delivery is made by Container、 to ensure that the Container and its seals are examined immediately by their responsible official.
If the Container is delivered damaged or with seals broken or missing or with seals other than stated in the shipping documents、 to clause the delivery receipt accordingly and retain all defective or irregular seals for subsequent identification.
4. To apply immediately for survey by Carrier’s or other Bailees’ Representatives if any loss or damage be apparent and claim on the Carriers or Bailees for any actual loss or damage found at such survey.
5. To give notice in writing to the Carriers or other Bailees within 3 days of delivery if the loss or damage was not apparent at the time of taking delivery.
NOTE:
The Consignees or their Agents are recommended to make themselves familiar with the Regulations of the Port Authorities at the port of discharge.
【要 旨】
重要約款
担保危険によって生じた貨物の滅失、 損傷につき保険者に保険金を請求する際の手続き:
運送業者、受託者またはその他第三者の責任
被保険者またはその代理人は、貨物損害の防止・軽減および運送業者、受託者その他第三者に対する損害賠償請求権の保存または行使に努めなければならないが、特に次の点に注意を要します。
1. 紛失した梱包については、運送業者、港湾当局またはその他の受託者に対して、速やかに求償すべきこと。
2. 書面により抗議した場合を除き、貨物の外観状態が疑わしい場合には、いかなる場合でも無故障受取書(Clean Receipt )を与えないこと。
3. 貨物の取引きがコンテナ詰めの状態で行われる場合には、当該コンテナおよびそのシールが、被保険者またはその代理人側の責任者によってただちに点検されることを確実ならしめなければならない。
もしも当該コンテナが損傷していたり、あるいはそのシールが破損していたり、船積書類記載のシール以外のシールで封印されていたような場合には、その旨貨物受領書に摘記し、すべての破損シールもしくは不規則なシールを後日のシール確認上の証拠資料として保存しておかなければならない。
4. 滅失・損傷の事実が明瞭な場合には、 運送業者またはその他の受託者の代表者の立会検査を遅滞なく要求し、 この検査によって判明した実際の滅失・損傷について運送業者またはその他の受託者に速やかに求償すべきこと。
5. 貨物取引きの際、外観上わからなかった貨物の滅失・損傷が後で発見された場合には、貨物の引取り後3日以内に運送業者またはその他の受託者に書面で通知すること。
注意:受荷主またはその代理人は、荷卸港の港湾当局の諸規則を熟知しなければならない。
INSUTRUCTIONS FOR SURVEY
In the event of loss or damage which may involve a claim under this insurance、 immediate notice of such loss or damage should be given to and a Survey Report obtained from this Company’s Office or Agents.
【要 旨】
損害の通知と損害検査
本保険契約によって求償し得る貨物の滅失・損傷が発生した場合には、ただちに本保険証券(または保険承認状)記載の弊社の事務所またはその代理店宛その旨を通知して、その損害検査報告書(Survey Report)を入手すること。
DOCUMENTAION OF CLAIMS
To enable claims to e dealt with promptly、 the Assured or their Agents are advised to submit all available supporting documents without delay、 including when applicable:
1. Original policy or certificate of insurance.
2. Original or certified copy of shipping invoices、 together with shipping specification and/or weight note.
3. Original or certified copy of Bill of Lading and/or other contract of carriage.
4. Survey report or other documentary evidence to show the extent of the loss or damage.
5. Landing account and weight notes at port of discharge and final location.
6. Corresponding exchanged with the Carriers and other Parties regarding their liability for the loss or damage.
【要 旨】
保険金請求用必要書類
クレームを円滑に精算するために、被保険者またはその代理人は当該クレーム内容の立証に役立ち得る一切の書類を遅滞なく提出しなければならないが、その場合特に次の書類を添付すること。
1. 保険証券または保険承認状の本紙
2. 船積送り状(Shipping Invoice)の本紙または写ならびに船積明細書および/もしくは重量明細書
3. 船荷証券および/もしくはその他の運送契約書の本紙または写
4. 損害検査報告書またはその他の滅失・損傷の程度を証明する書類
5. 荷卸港および最終仕向地における数量および重量明細書
6. 滅失または損傷に関する運送業者その他の関係者に対する求償の往復書状(Claim Notice & Reply letter)
【注 釈】
保険金の請求についての詳細を明記した約款です。S.G.証券およびMAR証券共に同一の内容となります。
保険会社は保険金支払をもって荷主である被保険者から運送人に対する損害賠償請求権(求償権)を承継(代位取得)すると、保険会社はこの求償権を行使して運送人に賠償請求を行います。
被保険者には、保険会社から運送人への代位求償を円滑にさせるために求償権の保全の義務が生じます。
【具体的な求償権保全の方法】
@運送人から貨物を引き取る際に、損害の存在が判明していたり、外観状態から損害の発生が疑われる場合には、受け取り書類に必ず事故摘要(リマーク)をとること。
A運送人に対して直ちに書面で事故通知(Claim Notice)を送付すること。
B保険金請求に必要な書類を遅滞なく提出すること。やむを得ない事情があって、運送人の責任の時効(出訴期限)が切迫してから保険金請求に必要な書類を提出する場合には、必ず運送人から書面で出訴期限延長同意を取り付けること。
<一般的な運送人の責任に関する出訴期限>
国際海上物品運送の場合は貨物の引渡しあるいは引渡しをすべき日から1年。
航空運送(ワルソー条約・ヘーグ議定書・モントリオール第四議定書26条・モントリオール条約35条)の場合は2年。