絵画 Wall to Wall Clause
概要
Wall to Wall Clauseは、絵画などの展示品を壁から取り外した時点から、展示終了後に元の場所に戻るまでの期間、保険が途切れずに継続することを定めた保険条項です。戦争リスクを除き、展示品の移動・保管・展示中のリスクを包括的にカバーします。
目的・役割
展示品の移動や展示期間中に発生する損害リスクを一連の期間として捉え、保険の途切れを防ぐことが目的です。これにより、展示準備から撤収までの全過程でのリスクを包括的に補償する役割を果たします。
特徴
- 保険は、展示品が壁や台座などの固定場所から取り外された時点で開始します。
- 展示品が輸送中、保管中、展示中、梱包・開梱中など、リスクが途切れず継続します。
- 展示終了後、展示品が元の固定場所に戻るまで保険が継続します。
- 戦争リスクは通常、除外されることが一般的です。
- 保険期間は契約で定められた日数(例:●●日)を超えない範囲で設定されます。
実務上のポイント
保険契約時に、展示品の移動開始から展示終了後の戻りまでの期間を明確にし、保険期間の上限日数を確認することが重要です。また、戦争リスクの除外範囲や保険の適用範囲を契約書で十分に確認する必要があります。
注意点
保険期間の上限を超えた場合、保険が切れる可能性があるため、展示期間や輸送遅延に注意が必要です。また、戦争リスクは除外されることが多いため、別途対応が求められる場合があります。
具体例
例えば、東京での展示会に出展する絵画の場合、壁から取り外して梱包し輸送を開始した時点から保険が開始し、展示終了後に絵画が東京の元の壁に戻るまで保険が継続します。保険期間は契約で定められた期間内に収まる必要があります。
関連用語
- 海上保険
- 展示品保険
- リスク開始
- 保険期間
- 輸送保険
- 保険条項
- 戦争リスク
- 保険契約
まとめ
Wall to Wall Clauseは、絵画などの展示品の移動開始から展示終了後の元の場所への戻りまで、保険が途切れず継続することを定めた条項です。実務では保険期間の設定や除外事項の確認が重要となります。
