高価品等 Warranty of Ad valorem
概要
高価品等の輸送において、貨物の全価値を運送状(Bill of Lading)に申告し、その価値に基づいて運賃を支払うことを保証する条項を指します。特に航空輸送で用いられることが多いとされます。
目的・役割
貨物の実際の価値を運送人に明示し、従価運賃(貨物価値に応じた運賃)を支払うことで、運送人の責任範囲を明確化し、適切な補償を受けることを目的としています。
特徴
- 貨物の全価値を運送状に申告することが求められます。
- 申告価額に基づいて運賃が計算される従価運賃が適用されます。
- 従価運賃適用時はパッケージリミテーション(荷物単位の責任制限)が適用されない場合が一般的です。
- 申告された価額が運送人の責任限度額となることが多いです。
- 主に航空貨物輸送で使用されることが多いとされます。
実務上のポイント
申告価額は正確かつ適切に設定する必要があり、過少申告は補償額の減少につながる可能性があります。また、従価運賃の計算方法や適用条件を事前に確認することが重要です。
注意点
申告価額が過大である場合、運賃が高額になるため注意が必要です。また、申告がない場合や虚偽の申告があった場合、保証が無効となるリスクがあります。さらに、従価運賃適用時はパッケージリミテーションが適用されないため、責任範囲の違いを理解しておくことが望ましいです。
具体例
航空貨物輸送において、輸出者が貨物の実際価値を運送状に記載し、その価値に基づく従価運賃を支払うケースがあります。この場合、貨物が損害を受けた際には申告価額を上限として運送人が賠償責任を負うことになります。
関連用語
- 従価運賃
- 運送状
- 責任限度額
- パッケージリミテーション
- 航空貨物
- 貨物保険
- インコタームズ
まとめ
Warranty of Ad Valoremは、高価品輸送において貨物価額を申告し従価運賃を支払うことで、運送人の責任範囲を明確にする保証条項です。主に航空輸送で用いられ、申告価額が責任限度となるため、正確な申告と運賃計算の理解が重要とされます。
