臭気貨物・液体貨物と混載

Odorous Cargo and Liquid Cargo in LCL Consolidation

臭気貨物・液体貨物と混載とは

臭気貨物・液体貨物と混載とは、においの漏出、液漏れ、油分、染料、化学品その他の物質によって、同じCFS又は混載コンテナ内の他荷主貨物へ影響を与える可能性がある貨物を、LCL混載で取り扱う場合の実務上の注意点をいいます。

LCL混載では、複数荷主の貨物を同じCFSで受け入れ、仕分け、保管及びバンニングを行い、一つのコンテナへ積み合わせます。そのため、一件の貨物から臭気又は液体が漏れた場合、自社貨物だけでなく、食品、衣類、紙製品、機械、電子部品、化粧品その他の第三者貨物へ損害が拡大する可能性があります。

臭気貨物又は液体貨物が危険品に該当しない場合でも、通常のLCL混載で受け入れられるとは限りません。危険品規則への適合性と、他貨物への臭気移り、液漏れ、汚損及び荷役上のリスクは、別の判断事項です。

本記事は、臭気貨物及び液体貨物について、通常LCLでの受入可否、SDS、梱包、CFS確認、Co-load、事故対応及び追加費用の判断軸を扱います。

混載できない貨物全体の概要は「混載できない貨物」で整理し、本記事では、そのうち臭気及び液漏れに関する実務を詳しく解説します。危険品規則そのものの詳細は「危険品と混載貨物」で確認します。

この記事で扱う範囲

項目 この記事で扱う内容 他記事で扱う内容
臭気貨物 におい漏れ、におい移り及び商品価値低下のリスク 個別製品の品質基準及び成分評価
液体貨物 容器破損、キャップ不良、横倒し及び液漏れのリスク 個別容器の製造規格及び技術試験
LCL受入可否 他貨物への影響を踏まえた通常混載での受入判断 混載できない貨物全体の概要
危険品確認 SDS、成分、引火点、腐食性及び輸送分類の確認 危険品申告、IMDG Code及び個別船会社規則
梱包 密閉、吸収材、内外装容器、固定及び漏洩防止 容器メーカーの設計及び梱包試験
CFS受入 搬入前承認、保管場所、荷役方法及び拒否時の対応 CFS搬入期限及び一般的なCFS搬入手続
Co-load 元請フォワーダーと実際のコーローダーの受入判断 Co-loadの契約構造及び一般的な責任関係
他貨物との相性 食品、衣類、紙製品、化粧品等への臭気・汚損リスク 個別商品の品質検査及び販売可否
追加費用 再梱包、隔離保管、清掃、横持ち及び再手配費用 個別契約上の確定的な費用負担
事故対応 臭気移り、液漏れ及び他貨物汚損時の初動と記録 混載貨物の事故通知先及び正式な求償手続
貨物保険 汚損、漏洩、梱包不完全及び貨物固有の性質に関する一般的注意 貨物海上保険の免責、特約及び保険金請求
フォワーダーの関与範囲 標準五分類による受入確認、説明及び事故対応の整理 各分類の契約責任及び適用約款の詳細

臭気貨物とは

臭気貨物とは、強いにおいを発する貨物、又は保管・輸送中に外装、梱包材若しくは周囲の貨物へにおいが移る可能性がある貨物です。

臭気が問題になりやすい貨物には、香料、化学品、ゴム製品、皮革製品、食品原料、飼料、魚粉、樹脂、塗料、接着剤、溶剤を含む製品等があります。

臭気の強さは、商品名だけでは判断できません。常温では問題がなくても、コンテナ内の温度上昇、長期保管、容器の開口部、包装材の透過性又は荷役時の振動により、においが強くなる場合があります。

また、臭気が貨物自体の通常の性質によるものか、容器破損、液漏れ、化学反応、腐敗又は温度変化により発生した異常なにおいであるかを区別する必要があります。

液体貨物とは

液体貨物とは、ドラム缶、缶、ボトル、タンク、IBC、ポリ容器、袋状容器その他の容器へ収納された液状貨物です。

液体そのものが危険品に該当しない場合でも、次の原因により漏洩する可能性があります。

  • 容器本体の亀裂、腐食又は変形
  • キャップ、栓、バルブ又はシールの締付不良
  • 輸送中の横倒し、落下又は他貨物との接触
  • 温度変化による膨張、収縮又は内圧上昇
  • 積み重ね荷重による容器の変形
  • 緩衝材又は固定材の不足
  • 容器と内容物の材質不適合
  • 製造又は充填段階での不具合

漏洩した液体が水又は非危険品であっても、紙製品、衣類、食品、機械部品、電子部品等へ濡損、腐食、変色、汚損又は使用不能を生じさせる可能性があります。

臭気貨物と液体貨物のリスク比較

比較項目 臭気貨物 液体貨物 共通する実務上の注意点
主な損害 におい移り、商品価値低下、販売不能 濡損、汚損、腐食、変色、機能低下 他荷主貨物へ損害が拡大する可能性があります。
外観上の発見 外装に異常がなくても発生する 染み、滴下、容器変形等で発見できる場合がある 写真だけでは損害を判断できない場合があります。
主な原因 包装透過、温度上昇、容器開口部、内容物の性質 容器破損、栓不良、振動、横倒し、内圧上昇 貨物固有の性質と外的事故を区別します。
影響を受けやすい貨物 食品、衣類、紙製品、化粧品、日用品 紙製品、機械、電子部品、衣類、食品 同じコンテナ内の貨物内容を完全には把握できません。
危険品との関係 引火性、有害性又は腐食性物質を含む場合がある 引火性液体、腐食性液体又は海洋汚染物質の場合がある SDS及び輸送分類を確認します。
受入判断 臭気の強さ、密閉性及び他貨物への影響で判断 容器、漏洩防止、積付方法及び内容物で判断 危険品でないことだけで受入可とはなりません。
事故資料 臭気確認記録、検品、専門家又はメーカー見解 写真、漏洩箇所、容器、SDS、検品記録 搬入時、バンニング時、デバン時及び搬出時の記録を比較します。

LCL混載で問題になる理由

LCL混載では、貨物単位で異なる荷主の貨物を一つのコンテナへ積み合わせます。そのため、臭気又は液漏れが発生すると、原因貨物だけでなく複数のHouse B/L貨物へ損害が拡大する可能性があります。

特に、コンテナは密閉性が高く、航海中の外気温、日射、換気条件及び長い輸送期間によって、臭気がコンテナ内へ広がる場合があります。

液体貨物についても、容器から少量の漏れが発生しただけで、コンテナ床面を通じて周囲の貨物へ広がることがあります。吸収材が不足している場合や、液体が油、染料又は化学品である場合は、清掃しても汚損又は臭気が残る可能性があります。

輸送段階 主なリスク 確認する相手 必要な確認
荷主倉庫での梱包 容器、栓、密閉又は吸収材の不足 荷主、製造者、梱包業者 容器仕様、充填方法、密閉、固定及び漏洩防止
輸出側国内配送 横倒し、落下、振動又は温度上昇 国内配送業者 立積み、固縛、車両環境及び積替回数
輸出側CFS搬入 搬入時点で臭気又は漏れがある CFS、元請フォワーダー 外装、容器、臭気、染み及び受入記録
CFS保管 他貨物への臭気移り又は漏洩拡大 CFS、コーローダー 隔離保管、床面保護及び保管時間
バンニング 不適切な積付け、上積み又は他貨物との接触 CFS、コーローダー 積付位置、固定、上下関係及び相性
海上輸送 振動、動揺、温度変化又は長期密閉 NVOCC、船会社 航路、輸送日数、コンテナ状態及び貨物特性
中継港 再混載、追加荷役又は一時保管 中継港代理店、CFS 再混載の有無、貨物状態及び記録
輸入側デバン 開扉時に臭気又は液漏れが初めて確認される 輸入側CFS、輸入側代理店 デバン記録、写真、数量及び原因貨物
輸入側CFS保管 事故貨物と正常貨物の隔離不足 輸入側CFS、元請フォワーダー 隔離、再梱包、検品及び搬出保留

におい移りによる損害の特徴

臭気損害では、外装に破れ、へこみ又は濡れがなくても、商品や梱包材へにおいが付着し、販売又は使用が難しくなる場合があります。

食品、衣類、紙製品、化粧品、日用品等は、においが商品価値へ直接影響する可能性があります。機械や精密機器であっても、梱包材や取扱説明書へ臭気が残り、納品先が受領を拒否する場合があります。

確認項目 確認する内容 主な資料 判断上の注意点
臭気の発生源 どの貨物又は物質から発生したか デバン記録、積付図、SDS、貨物写真 原因貨物を推測だけで断定しません。
臭気の範囲 外装、内装、商品本体のどこまで移ったか 検品記録、開梱写真、サンプル確認 外装交換だけで解消するか確認します。
商品価値への影響 販売、使用又は納品が可能か 荷受人、メーカー、品質部門の見解 主観的な不快感と客観的な品質影響を分けます。
除去可能性 換気、再梱包又は清掃で回復できるか 再梱包業者、専門業者の見積 作業前後の状態を記録します。
事故区間 搬入前、CFS、海上輸送又はデバン後のどこで発生したか 各区間の写真、CFSリマーク、ロット記録 最初に臭気が記録された時点を確認します。

危険品該当性とSDSの確認

臭気貨物及び液体貨物では、危険品該当性の確認が重要です。

荷主が一般貨物と考えている製品でも、SDS又は成分情報を確認すると、引火性、腐食性、毒性、環境有害性又は海洋汚染物質として輸送上の規制対象となる場合があります。

特に、溶剤、塗料、接着剤、洗浄剤、化学品原料、香料、エアゾール及び電池関連製品等は、商品名だけで通常貨物と判断しないことが重要です。

SDSで確認する主な項目 実務上の目的 追加で確認する情報 注意点
製品及び成分情報 内容物と危険有害性を把握する 濃度、用途、製品形態 商品名だけで判断しません。
危険有害性 引火性、腐食性、有害性等を確認する 実際の輸送形態及び数量 労働安全用の分類と輸送分類を混同しません。
引火点 引火性液体に該当する可能性を確認する 試験方法、密閉式又は開放式 最新のSDSを使用します。
漏洩時の措置 吸収、隔離、換気及び保護具を確認する CFSの緊急対応能力 CFSが必要な処置を実施できるか確認します。
取扱い及び保管 温度、換気、直立保管等を確認する 輸送中の積付条件 通常LCLの運用と両立するか確認します。
輸送上の情報 UN No.、Class、Packing Group等を確認する 海洋汚染物質、Limited Quantity等 SDSだけで最終的な輸送可否が確定するとは限りません。

SDSに危険品非該当と記載されていても、臭気又は液漏れにより他貨物へ影響を与える可能性がある場合は、CFS又はコーローダーが通常LCLでの受入れを拒否することがあります。

梱包で確認すべき事項

臭気貨物及び液体貨物では、内容物の性質だけでなく、内装容器、外装梱包、密閉、固定及び漏洩時の二次防護を確認します。

梱包項目 確認する内容 主な目的 問題がある場合の対応
内装容器 内容物との材質適合性、亀裂、変形及び耐圧性 容器本体からの漏洩防止 適合容器へ交換します。
キャップ・栓・バルブ 締付け、封印、緩み止め及び保護 開口部からの漏洩防止 固定、封印又は保護カバーを追加します。
外装箱・木枠 荷役及び積重ねに耐える強度 容器への衝撃及び圧力の軽減 再梱包又は補強を行います。
緩衝材 容器同士の接触及び移動の防止 振動、衝撃及び横倒しの防止 仕切り又は固定材を追加します。
吸収材 漏洩時に内容物を保持できる量及び材質 他貨物への流出防止 内容物に適合する吸収材を追加します。
内袋・防液処理 外装内での二次封じ込め 液体の外部流出防止 防液袋又は二重包装を検討します。
臭気遮断 密閉袋、バリア材及び開口部処理 においの外部漏出防止 高い遮断性を持つ包装へ変更します。
表示 天地無用、立積み、取扱注意及び液体表示 誤った荷役又は積付けの防止 明確なケースマークを追加します。
パレット固定 ストレッチフィルム、バンド及び滑り止め 荷崩れ及び容器転倒の防止 固定方法を見直します。

梱包が十分であることは、通常LCLでの受入れを当然に保証するものではありません。内容物、臭気の強さ、漏洩時の影響、同時に積載される他貨物及びCFSの取扱条件も確認します。

CFS搬入前の受入確認

臭気貨物又は液体貨物は、貨物をCFSへ搬入した後ではなく、見積及びBooking前の段階で受入可否を確認します。

事前承認を得ずに搬入すると、CFSで受入拒否、搬入保留、隔離保管、別倉庫への横持ち、再梱包又は本船変更が必要になる場合があります。

事前確認事項 提出又は説明する内容 主な確認先 確認結果
貨物名・用途 具体的な商品名、用途及び内容物 元請フォワーダー、コーローダー 通常LCLでの基本的な受入可能性
貨物形態 液体、粘性液体、粉体、固体等 CFS、NVOCC 荷役及び保管方法
臭気 臭気の有無、強さ、温度による変化 CFS、コーローダー 隔離、密閉又は受入拒否の判断
SDS 最新版のSDS及び成分情報 NVOCC、船会社、CFS 危険品該当性及び取扱条件
容器 ドラム、缶、ボトル、IBC等の種類 CFS、コーローダー 積付け及び荷役可否
梱包 内外装、吸収材、固定、密閉及び二次防護 CFS、NVOCC 再梱包又は補強の要否
温度条件 上限、下限、膨張又は凍結の影響 コーローダー、CFS 通常CFSでの保管可否
貨物写真 外装、容器、封印、パレット及び表示 元請フォワーダー、CFS 実貨物と申告内容の照合
事故時対応 漏洩時の吸収、換気、隔離及び処分方法 CFS、保険関係者 緊急対応の可否

Booking前の受入判断フロー

  1. 貨物名、用途、内容物及び貨物形態を確認します。
  2. 臭気の有無、強さ及び温度変化による影響を確認します。
  3. 液体の場合は、容器、栓、バルブ、密閉及び内圧条件を確認します。
  4. 最新版のSDS及び必要な成分情報を取得します。
  5. 危険品、海洋汚染物質その他の規制該当性を確認します。
  6. 内装容器、外装、吸収材、二次防護及び固定方法を確認します。
  7. 元請フォワーダーから実際のコーローダー、CFS及び必要に応じて船会社へ受入照会します。
  8. 輸出側だけでなく、輸入側CFS及び仕向地側代理店の対応可否を確認します。
  9. 特殊取扱料、再梱包、隔離保管その他の追加費用を確認します。
  10. 通常LCL、条件付きLCL、FCL又は別輸送方法を比較します。
  11. 承認条件を書面で確認した後にBookingを確定します。

Co-loadでの注意点

Co-loadでは、荷主からBookingを受けた元請フォワーダーと、実際に混載コンテナを仕立てるコーローダーが異なる場合があります。

元請フォワーダーが受入可能と判断しても、実際のコーローダー、CFS、船会社又は仕向地側代理店が、臭気又は液漏れリスクを理由として受入れを拒否する場合があります。

少なくとも次の事項を、実際の混載手配者まで確認します。

  • 実際のコーローダー
  • 輸出側及び輸入側CFS
  • 臭気貨物又は液体貨物の受入基準
  • SDS及び危険品確認の要否
  • 梱包条件及び貨物写真の要否
  • 隔離保管及び積付け条件
  • 中継港での再混載の有無
  • 漏洩時の緊急対応能力
  • 追加費用及び受入拒否時の代替手配

元請フォワーダーがNVOCC又はHouse B/L発行者として荷主との運送契約の主体となる場合、実際の混載作業をコーローダー又はCFSへ委託したことだけで、荷主への説明、受入確認又は事故時の調整に関する責任が当然に消えるわけではありません。

一方、単純取次又は特定業務の代理・調整者として限定的に関与する場合は、委任された確認事項、情報伝達の内容及び実際の対応に基づいて責任範囲を判断します。

他貨物との相性

他貨物の種類 主な影響 特に注意する原因貨物 実務上の対応
食品 臭気移り、汚損、衛生上の問題 香料、魚粉、化学品、油、洗浄剤 同一コンテナへの混載可否を慎重に判断します。
衣類・繊維製品 臭気吸着、染み、変色 塗料、溶剤、染料、油 密閉及び防液対策を確認します。
紙製品・印刷物 におい、濡損、波打ち及び使用不能 液体全般、香料、化学品 上積み及び隣接積付けを避ける場合があります。
化粧品・日用品 香りの変化、外装汚損及び販売不能 強い香料、溶剤、油性製品 商品価値への影響を事前に確認します。
機械・金属部品 腐食、油汚れ、機能障害 水、酸・アルカリ、洗浄剤 防錆及び防水梱包を確認します。
電子部品 腐食、短絡及び絶縁不良 水分、導電性液体、腐食性液体 少量の漏洩でも重大な損害となる可能性があります。
木製品・家具 臭気吸着、染み及び変色 油、染料、塗料、香料 吸着後に除去できるか確認します。

追加費用が発生する主な場面

追加費用 発生する主な場面 主な請求者 確認上の注意点
特殊取扱料 通常貨物と異なる荷役又は管理が必要 CFS、NVOCC 作業内容と料金単位を確認します。
危険品確認費用 SDS、成分又は輸送分類の追加確認 NVOCC、専門業者 確認費用と危険品取扱費用を区別します。
再梱包費用 密閉、固定、吸収材又は外装が不十分 梱包業者、CFS 作業前に見積及び承認を確認します。
隔離保管費用 他貨物との分離保管が必要 CFS、倉庫 保管日数及び温度条件を確認します。
清掃・汚染除去費用 液漏れ又は臭気により床面、設備等が汚染 CFS、清掃業者 作業範囲、廃棄物処理及び証拠を確認します。
横持ち費用 受入拒否後に別CFS又は倉庫へ移送 配送業者、フォワーダー 受入拒否の原因と費用負担を確認します。
本船変更・再手配費用 CFSカットに間に合わない又は別サービスへ変更 元請フォワーダー、NVOCC キャンセル料及び次船費用を確認します。
保管料 受入判断、再梱包又は代替手配に時間を要する CFS、倉庫 起算日及び保管理由を確認します。
検品・サーベイ費用 漏洩、臭気移り又は他貨物損害の範囲確認 検品業者、サーベイヤー 依頼者、調査目的及び費用負担を確認します。

原因別に見る追加費用・責任判断の軸

受入拒否、再梱包、横持ち、清掃、保管又は再手配による費用は、臭気貨物又は液体貨物であることだけを理由に、一律に荷主又はフォワーダーへ負担させるものではありません。

主な原因 発生し得る費用・損害 負担・責任を判断する主な軸 実務上の確認
荷主が臭気、液体又は危険品情報を開示しなかった 受入拒否、横持ち、再梱包、本船変更 見積依頼時の質問、提出資料、商品説明及び開示時期 誰がどの情報を保有していたか確認します。
荷主の申告と実貨物が異なった 搬入保留、再検査、追加梱包、危険品手配 品名、内容物、容器、数量及びSDSとの差異 実貨物の状態を写真と記録で残します。
元請フォワーダーが必要な確認をせず通常LCLを手配した 別CFS移送、保管、再手配、説明対応 受託範囲、受領情報、専門性、確認過程及び見積条件 コーローダーへの照会状況を確認します。
コーローダー又はCFSが事前承認後に受入拒否した 横持ち、本船変更、保管料 事前承認の条件、実貨物との差異及びCFSの判断理由 承認メール、写真及び拒否記録を確認します。
梱包不完全により漏洩した 他貨物損害、清掃、再梱包、廃棄 梱包仕様、容器状態、荷役記録及び事故原因 製造時不良と輸送中の外的事故を区別します。
CFS作業中に容器が破損した 漏洩、清掃、他貨物損害、作業停止 搬入時状態、荷役方法、作業記録及び写真 搬入前からの異常がなかったか確認します。
海上輸送中の外的事故で漏洩した 原因貨物及び周辺貨物の損害 コンテナ状態、積付け、航海中事故及び約款 House B/L側とMaster B/L側の記録を確認します。
納品先の受入遅延で臭気又は液漏れが悪化した 車両待機、再配達、品質低下 納品予約、到着時刻、貨物状態及び連絡記録 事故発生時点と損害拡大原因を分けます。

最終的な費用負担及び賠償責任は、見積、Booking条件、運送契約、House B/L、約款、情報開示、事前承認、梱包状態及び事故原因により異なります。

フォワーダー標準五分類から見た関与範囲

本記事における五分類は、法令上又は業界全体で確立された分類ではなく、本シリーズにおいてフォワーダーの関与範囲を整理するために使用する分析上の枠組みです。

標準五分類 臭気・液体貨物における典型的な関与 荷主との契約上の位置付け 主な確認事項 実務上の注意点
Simple Intermediary(単純取次) 貨物情報、SDS及び受入照会を関係先へ取り次ぐ 自己の名で運送を引き受けない場合 受領した情報を正確かつ速やかに伝えたか 情報取次と貨物の安全性保証を混同しません。
Cargo Transportation Service Provider(貨物利用運送事業者) 実運送事業者を利用してLCL輸送を提供する 利用運送契約上の責任を負う場合 適切なCFS、コーローダー及び輸送方法を選定したか 下請先の責任と荷主への契約責任を分けて整理します。
NVOCC / House B/L Issuer House B/Lを発行し、臭気又は液体貨物の運送を引き受ける 契約運送人となる可能性が高い 受入条件、梱包、運送区間、免責、責任制限及び通知期限 下位運送人への求償範囲と荷主への責任は一致しない場合があります。
Door-to-Door Single Contractor 集荷、CFS、海上輸送、通関及び配送を一体手配する 複数工程を一つのサービスとして提供 各区間の容器状態、保管、荷役及び事故時対応 全区間について無制限の漏洩防止保証を行う意味ではありません。
Agent/Coordinator for Specific Operations(特定業務の代理・調整者) CFS受入照会、SDS取得、再梱包又は検品等を個別に調整する 委任された特定業務のみを担当 委任内容及び実際に確認した範囲 貨物全体又は輸送全体の責任を当然に負うとは限りません。

Contracting Carrier(契約運送人)及びActual Carrier(実運送人)は、法的又は契約上の地位を示す概念であり、本記事の標準五分類を置き換える代替分類ではありません。

梱包、保管、検品、積付け、バンニング、デバン、清掃、再梱包又は国内配送等の実作業も、それ自体で第六の分類を構成するものではありません。

例えば、元請フォワーダーがNVOCC / House B/L Issuerとして運送を引き受け、コーローダーが混載コンテナを仕立て、CFSが貨物の受入れ及び積付けを行い、船会社が海上輸送を行う場合があります。

各者の契約上の地位、五分類上の関与及び実際の作業内容を分けて確認する必要があります。

事故発生時の初動

臭気、液漏れ、容器破損又は他貨物への汚損が確認された場合は、原因と責任を直ちに断定するのではなく、貨物の隔離、損害拡大防止、証拠保全及び関係者への通知を優先します。

初動項目 実施内容 主な確認先 注意点
安全確認 立入制限、換気、保護具及び危険品の可能性を確認 CFS、SDS、専門業者 安全が確認できない状態で貨物へ接触しません。
漏洩停止 可能な範囲で容器を安定させ、二次容器へ移す CFS、荷主、専門業者 内容物に適合しない吸収材等を使用しません。
隔離 原因貨物と周囲貨物を分離する CFS、元請フォワーダー 正常貨物への損害拡大を防ぎます。
写真・記録 容器、漏洩箇所、床面、周囲貨物及びケースマークを撮影 CFS、サーベイヤー 清掃又は移動前に記録します。
通知 元請フォワーダー、House B/L発行者、CFS、保険関係者等へ通知 各契約上の窓口 一つの相手の回答待ちにせず並行通知します。
記録保全 搬入、保管、バンニング、デバン及び搬出記録を保存 CFS、コーローダー、船会社 保存期限がある記録は早期に依頼します。
検品・サーベイ 臭気範囲、汚損範囲、品質及び修復可能性を確認 保険会社、検品業者、メーカー 処分又は再梱包前に要否を確認します。
清掃・処分 清掃、再梱包、選別又は廃棄を実施 保険関係者、責任関係者 承認前に証拠を失わないよう注意します。

事故通知先、並行通知、通知記録及び正式なClaim Letterとの違いは、「混載貨物の事故通知先」で詳しく扱います。

実務で問題になりやすいケース

問題になりやすいケース 主な原因 確認資料 判断のポイント 初動対応
CFS搬入時に強い臭気が確認された 密閉不足、温度上昇又は内容物の性質 SDS、貨物写真、梱包仕様 通常臭気か異常な漏出か確認します。 搬入保留とし、隔離及び受入可否を確認します。
液体貨物の外装箱に染みがあった 内装容器又はキャップからの漏れ 搬入写真、容器、梱包記録 搬入前からの異常か確認します。 荷役を停止し、漏洩箇所を確認します。
危険品非該当だがCFSが受入れを拒否した 臭気又は液漏れによる他貨物リスク CFS回答、SDS、貨物写真 危険品非該当とLCL受入可否を区別します。 再梱包、別CFS又はFCLを検討します。
Co-load先が事前承認後に拒否した 実貨物と申告内容の差異又は条件付き承認 承認メール、写真、搬入記録 承認条件を満たしていたか確認します。 横持ち、本船変更及び追加費用を整理します。
デバン時に他貨物へ臭気が移っていた 航海中の長期密閉又は臭気遮断不足 積付図、デバン記録、SDS、検品結果 原因貨物と影響範囲を確認します。 貨物を隔離し、関係者へ通知します。
液漏れで複数のHouse B/L貨物が汚損した 容器破損、積付け又は外的衝撃 バンニング写真、コンテナ記録、デバン写真 破損時点と原因を区間別に確認します。 全関係貨物を記録し、サーベイを検討します。
漏洩貨物を清掃後に写真不足が判明した 緊急対応時の証拠保全不足 清掃記録、作業者報告、残存写真 清掃前の状態を再現できるか確認します。 残存資料と担当者記録を保存します。
到着後に衣類への臭気移りが申告された 航海中の臭気移行又は納品後の保管環境 CFS搬出記録、納品記録、検品結果 CFS搬出時と納品後の状態を比較します。 現物を保全し、メーカー又は検品業者へ確認します。
通常LCLよりFCLの方が合理的だった 再梱包、隔離及び特殊取扱費用の比較不足 LCL見積、FCL見積、追加費用 海上運賃ではなく総費用と第三者リスクを比較します。 次回輸送の選定基準を見直します。

よくある誤解

誤解 実際の考え方 実務上の注意点
小口貨物なら液体でもLCLで送れる 貨物量が少なくても漏洩又は他貨物損害のリスクが高ければ受入れられません。 貨物量ではなく内容物、容器及び梱包で判断します。
危険品でなければCFSは必ず受け入れる 危険品非該当でも、臭気、液漏れ又は汚損リスクで拒否される場合があります。 CFS及び実際のコーローダーへ事前照会します。
SDSがあれば受入可否が自動的に決まる SDSは重要資料ですが、梱包、臭気、容器及びCFS条件も判断対象です。 貨物写真及び梱包情報も提出します。
外装に異常がなければ臭気損害はない 外装が正常でも、においが商品又は梱包材へ移る場合があります。 開梱検品及び商品価値への影響を確認します。
容器が密閉されていれば液漏れは起きない 振動、内圧、温度変化又はキャップ不良で漏洩する場合があります。 二次防護及び吸収材を確認します。
漏れた液体が水なら重大な損害にはならない 紙製品、電子部品、機械等には水でも重大な損害となります。 内容物だけでなく影響を受ける他貨物を考慮します。
元請フォワーダーが受けたのでコーローダーも受ける 元請と実際の混載手配者の受入基準は異なる場合があります。 実際のコーローダーとCFSの承認を確認します。
FCLなら臭気・液漏れ対策は不要である FCLでも容器破損、危険品規則、コンテナ汚損及び漏洩対策は必要です。 第三者貨物への影響が減るだけで、貨物自体のリスクは残ります。
事故後に清掃すれば写真は不要である 清掃前の状態を記録しなければ原因及び損害範囲の確認が難しくなります。 安全確保後、可能な範囲で写真と記録を残します。
貨物保険があれば梱包不備でも補償される 梱包不完全、貨物固有の性質又は申告不備は補償へ影響する場合があります。 保険手配時に貨物と梱包を正確に申告します。

判断チェックリスト

確認場面 確認する相手 確認事項 問題がある場合の対応
見積前 荷主・製造者 貨物名、成分、用途、臭気及び液体の有無 製品資料及び最新版SDSを取得します。
Booking前 元請フォワーダー・NVOCC 通常LCL、条件付きLCL又はFCLの適否 複数の輸送方法を比較します。
Co-load確認時 元請フォワーダー・コーローダー 実際の混載手配者、受入基準及び追加条件 実手配者の書面承認を取得します。
危険品確認時 NVOCC・船会社・専門担当者 UN No.、Class、Packing Group及び海洋汚染物質 危険品対応サービスへ変更します。
梱包確認時 荷主・梱包業者 容器、密閉、吸収材、二次防護及び固定 再梱包又は補強を行います。
CFS搬入前 CFS・元請フォワーダー 搬入予約、隔離、保管、荷役及び必要書類 未承認のまま搬入しません。
搬入時 CFS・国内配送業者 臭気、染み、容器変形、栓及びケースマーク 異常があれば搬入を保留し記録します。
バンニング前 CFS・コーローダー 積付位置、上下関係、固定及び他貨物との相性 積付変更又は別コンテナを検討します。
輸入到着前 輸入側代理店・CFS デバン方法、事故時の隔離及び受入体制 必要な検品又は代替倉庫を準備します。
事故発見時 CFS・元請フォワーダー・保険関係者 安全性、漏洩範囲、原因貨物、写真及び記録 隔離、証拠保全及び並行通知を行います。
清掃・再梱包前 保険会社・責任関係者 サーベイ、作業範囲、残存価値及び承認 必要な記録を残してから作業します。
費用確認時 契約当事者・関係事業者 情報開示、事前承認、原因、約款及び追加費用 原因別に費用負担を整理します。

具体例1:危険品非該当の香料がCFSで受入拒否となった場合

荷主は香料を一般貨物として申告し、SDSにも危険品非該当と記載されていました。しかし、CFS搬入時に強い臭気が確認され、同じ倉庫内の食品や衣類へにおいが移る可能性があるとして受入れを拒否されました。

この場合、危険品非該当であることと、通常LCLで他貨物と安全に混載できることを分けて判断します。

密閉性の高い包装への再梱包、別のCFS又は専用混載サービス、FCLへの変更等を比較します。

追加費用については、見積時に臭気の強さ及び梱包状態が開示されていたか、元請フォワーダーが実際のコーローダーへ受入確認を行ったかを確認します。

具体例2:ドラム缶から液漏れが発生した場合

輸入側CFSでデバンしたところ、ドラム缶の栓付近から液体が漏れ、周囲の紙製品及び機械部品の梱包へ付着していました。

最初に、SDSを確認して作業者の安全、換気、保護具及び漏洩物の処理方法を確認します。原因貨物と周囲貨物を隔離し、清掃前に容器、漏洩箇所、床面、積付位置及び影響貨物を撮影します。

輸出側搬入時、バンニング時及び中継港で容器に異常がなかったかを確認し、容器不良、栓不良、積付け又は外的衝撃の可能性を整理します。

他貨物の損害については、写真だけでなく検品、清掃可否、再梱包費用、商品価値及び使用可否も確認します。

具体例3:Co-load先の受入条件が元請の案内と異なった場合

元請フォワーダーは液体貨物を受けられると荷主へ案内しましたが、実際のコーローダーは、吸収材及び二重包装が不足しているとして通常LCLでの受入れを拒否しました。

この場合、元請フォワーダーが誰の混載サービスを利用する予定だったか、コーローダーへ事前照会したか、承認条件が荷主へ伝えられていたかを確認します。

再梱包により同一本船へ接続できる場合は、作業時間、CFSカット及び追加費用を確認します。間に合わない場合は、次船、別サービス又はFCLへの変更を検討します。

元請フォワーダーがNVOCC / House B/L Issuerとして運送を引き受けている場合は、下位事業者の判断だけを伝えるのではなく、代替案及び費用影響を荷主へ説明する必要があります。

具体例4:外装に異常がない衣類へ臭気が移った場合

輸入後に衣類を開梱したところ、外装箱には破損や濡れがありませんでしたが、商品及び包装材に化学品のような臭気が付着していました。

輸入側CFSのデバン記録、同一コンテナ内の貨物明細、積付位置及び臭気を発する可能性がある貨物のSDSを確認します。

臭気が外装だけに残っているのか、商品本体まで移っているのか、換気又は再梱包で商品価値が回復するのかを検品します。

外装無傷であっても、納品先が販売又は使用を拒否する場合があります。そのため、荷受人又はメーカーの品質判断と、臭気除去作業の可能性を確認します。

FCLを検討すべき場合

臭気が強い貨物、液漏れリスクが高い貨物又は他貨物への影響が大きい貨物では、通常LCLではなくFCLを検討する場合があります。

判断項目 LCLを継続できる可能性がある場合 FCLを検討すべき場合 確認事項
臭気 密閉性が高く外部への漏出が確認されない 強い臭気又は長期密閉で移行する可能性が高い 温度変化及び輸送日数も確認します。
液漏れ 適合容器、二次防護及び吸収材が十分 容器破損時に大量漏洩又は第三者損害が見込まれる 一容器当たり数量及び総数量を確認します。
貨物量 小口でFCL費用との差が大きい 特殊取扱費用を含めるとFCLとの差が小さい 総費用で比較します。
他貨物への影響 通常貨物との相性が確認されている 食品、衣類等との混載リスクが高い 同一コンテナの貨物内容は確約されない場合があります。
荷役回数 通常のCFS荷役に耐える梱包 複数回荷役で漏洩又は転倒リスクが高い 集荷から納品までの作業回数を確認します。

FCLであっても、危険品該当性、容器、梱包、積付け、温度条件、コンテナ汚損、港湾側の受入条件及び事故時対応は別途確認する必要があります。

貨物海上保険での注意点

臭気貨物及び液体貨物では、外的事故による容器破損や漏洩と、貨物固有の性質、通常の臭気、容器又は梱包の不完全による損害を区別する必要があります。

保険条件によっては、梱包不完全、貨物固有の性質、自然の消耗、通常の漏出又は遅延等が免責若しくは補償制限の対象になる場合があります。

一方、外的衝撃、コンテナ事故、荷役事故その他の偶然な事故により容器が破損し、原因貨物又は周囲貨物に損害が生じた場合の補償関係は、保険条件及び事故原因により判断されます。

保険手配時には、次の情報を正確に保険会社又は保険代理店へ伝えます。

  • 貨物名、内容物及び用途
  • 液体、粘性液体、粉体等の貨物形態
  • 臭気及び漏洩リスク
  • SDS及び危険品該当性
  • 容器、内外装及び吸収材
  • LCL、条件付きLCL又はFCLの別
  • 中継港及び再混載の有無
  • 貨物価額及び他貨物へ与える可能性のある影響

事故が発生した場合は、貨物を清掃、再梱包、選別、修理又は廃棄する前に、保険関係者へ早期に通知します。

元請フォワーダーが臭気又は液漏れリスクを把握しながら必要な受入確認を行わなかった場合、誤ったCFSを案内した場合又は事故通知を遅らせた場合は、フォワーダー賠償責任保険との関係を確認する必要があります。

ただし、元請フォワーダーが窓口となったことだけで、貨物の密閉性、漏洩防止又はすべての第三者貨物損害を保証するとは限りません。契約上の地位、引受条件、情報開示、約款、梱包状態、事故原因及び実際の対応を個別に確認します。

貨物事故が発生した場合は、損害拡大防止及び権利保全のため、保険会社又は取扱保険代理店へ早期に連絡してください。株式会社インターリンクでは、貨物保険及びフォワーダー賠償責任保険に関する相談を受け付けています。

まとめ

臭気貨物・液体貨物と混載とは、におい移り、液漏れ、油分、染料又は化学品等によって、同じCFS又は混載コンテナ内の他荷主貨物へ損害を与える可能性がある貨物をLCLで取り扱う実務です。

臭気貨物では、外装に異常がなくても商品又は梱包材へにおいが移り、商品価値が低下する場合があります。液体貨物では、容器破損、栓不良、振動、横倒し又は温度変化等により漏洩が発生する可能性があります。

危険品非該当であることと、通常LCLで受入可能であることは同じではありません。SDS、内容物、臭気、容器、梱包、吸収材、温度条件及び他貨物への影響を確認します。

Booking前には、元請フォワーダーだけでなく、実際のコーローダー、輸出側CFS、輸入側CFS及び必要に応じて船会社へ受入可否を確認します。

Co-loadでは、元請フォワーダーの判断と実際の混載手配者の受入基準が異なる場合があります。実際に誰の混載へ載せるのか、どのCFSで扱うのか、どの条件で承認されたのかを書面で確認することが重要です。

受入拒否、再梱包、隔離保管、横持ち、清掃又は本船変更による費用は、貨物の性質だけでなく、荷主の情報開示、フォワーダーの確認、事前承認、実貨物との差異及び事故原因に基づいて整理します。

事故が発生した場合は、安全確保、貨物隔離、損害拡大防止、写真撮影、記録保存及び関係者への並行通知を行います。清掃又は処分を急ぐ場合でも、可能な範囲で事故前の状態を記録します。

通常LCLで第三者貨物への影響を十分に抑えられない場合は、再梱包、条件付き混載、専用サービス又はFCLを検討します。

本記事は一般的な国際物流実務の整理を目的とするものであり、個別案件に関する法律、危険品、保険、品質又は契約上の助言を行うものではありません。実際の受入可否、責任、追加費用及び保険対応は、貨物内容、SDS、梱包、見積、Booking条件、House B/L、約款、CFS条件及び事故原因により異なります。

同義語・別表記

  • 臭気貨物
  • 匂い移り貨物
  • 液体貨物
  • 漏洩貨物
  • 液漏れ貨物
  • Odorous Cargo
  • Liquid Cargo
  • Leakage Risk Cargo
  • Contamination Cargo

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